2003年度小学五年生●5月号●連載第4回
 ペーパーテストで満点をとり、やっと得たカナズミジムリーダー・ツツジへの挑戦権(ちょうせんけん)。はりきってバトルを始めたサファイアだが、しかしどらら(ココドラ)をボールにもどそうとしても、地面に張りついたようにもどらない。
 そう、ノズパスの「とくせい・じりょく」で、どららのハガネの体が磁石(じしゃく)にくっつく鉄と同じように、地面にすいつけられてしまったのだ!


 動けないどららに追い打ちをかけるように、「いわおとし」で岩の雨をふらすツツジ! ツツジのエキスパートは「いわ」だった。タイプ相性ではどららに勝てないが、不利をくつがえすポケモンの知識で、サファイアを圧倒(あっとう)している。これがジムリーダーの力!
 ふりそそぐ岩攻撃にたえながら、サファイアは必死で打開策(だかいさく)をさぐり、ようやく糸口を見つけた。強力なノズパスの磁力だが、しかし遠くなるにつれて磁力は弱まっていくのだ。きょりをとれば、磁力に足を取られずに動き回れる。

 「それがどうしたというのですか?」とツツジ。「きょりをとれば、どららの打撃攻撃はノズパスに当たらない。が、近づけば磁力で動けない!」このジレンマに、またいきづまるサファイア。
 そこにツツジの最終攻撃「いわなだれ」が! ごう音とともにサファイアとどららは岩の下じきになってしまった。
 「勝負は終わりました、さあ、お帰りなさい!」ツツジがジムのとびらを開けると、さあ、っと風が入ってきた。その風がサファイアの野生の力を目ざめさせた。


 「いけません、ふりむいては!」とツツジがいったときは遅く、ふりむいたノズパスはバランスをくずし、フラフラしだした。そこにどららが体当たり! ノズパスはどっ、とたおれた。
 「山の風、ということは北はこっち。まだ勝負はついてなか!」サファイアの声とともに、岩にうもれていたはずのどららが、いつの間にか地面をほり進み、ノズパスの背後(はいご)にあらわれた!

 サファイアが気づいたのは、サファイアが自由に動き回ると、それを追いかけようとする行動と、つねに鼻が北を向こうとするノズパスの特性がぶつかりあってバランスをくずし、戦うどころではなくなるのではないか、ということだった。 「なにか理由があって、バトルのはじめにあたしの場所を決めたんやろうって。つくえで勉強ばかりしてないで、外に出れば、そういう本に書いてないことも自然が教えてくれっとよ」
 「フフフ」ツツジは完敗に逆にサバサバしたようだ。そしてバッジをとりだし「カナズミジムでの勝利をたたえ、そのあかし、ストーンバッジをささげます!」ついにサファイアは最初のジムバッジをゲットした!
 サファイアが次にめざすのはムロタウン。そこでデボン社長からあずかった手紙を「ダイゴ」という男にわたさなければならない。
 そのムロのみさきと思われる海辺に立ち、ポケギアで通信する若い男がいた。「かいえん1号が完成するのですね。ぼくもそちらにむかいます」


メタグロスをひかえたこの貴公子(きこうし)のような男はだれ?
そしてムロをめざすサファイアにせまるアクア団の魔の手!!
『小学五年生』6月号は5月2日発売!
ゴールデンウィークに読むのはこれでキマリ!
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