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2002年度小学四年生●10月号●連載第8回
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「勝ったわ!」あらい息をつきながらカスミが言った。スイクンの『水晶壁(すいしょうへき)』が完全にとじ、体をはさまれた仮面の男は身動きがとれなくなったのだ。
マチスとカツラも近づいてきた。「さあ、さっそくおがんでやろうじゃねえか。こいつの素顔ってやつをよお!」 マチスが、まさに仮面の男のマスクをはがそうとした瞬間(しゅんかん)! バキィ! すさまじい音とともに仮面の男の体がまっぷたつにちぎれた! |
![]() だが仮面の男は死ぬどころか、その上半身はマチスにおそいかかり、加勢(かせい)に入ったエンテイの炎攻撃をものともせず、逆に氷攻撃で反撃する! |
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![]() 一方、水晶壁の内部では、スイクンが仮面の男のゴースの“のろい”で、カスミも仮面の男の下半身のキックでたおされてしまった。 「スイクンが『内部』でたおれてしまえば、おまえは水晶壁の外に出る手段を失うのだ!!」逆にとじこめられてしまったカスミをあざわらい、ルギア・ホウオウと仮面の男が空へと飛び立つ! |
「どういう…ことだ!? 体がちぎれ腹にあながあいても動きつづけている!!」信じられないという様子のカツラ。![]() |
![]() 破壊(はかい)されつくした会場のポケモン協会理事のもとへアカネ、ハヤト、ツクシ、マツバがロケット団残党をたおし、かけつけてきた。 「今飛びさったのがこの事件の張本人…ですね?」ジムリーダーたちが理事にたずねる。 「本当にとんでもない敵だった! 人間じゃなかったのだ! 体がちぎれても、腹にあながあいても動きつづけていた!」 |
クリスは水晶壁にかけよってがむしゃらにかべをたたくが、なんの効果もない。「本当にもう出られないの? スイクン!」 そのとき! ちりーん! ちりーん! 「なに? この音!?」音は水晶壁の中から聞こえてくる。「そうだ! この音は水晶壁を自由に出入りできる『とうめいなスズ』! そしてそれを持つのは…。」クリスがよろこびの声をあげる。「ミナキさん!」 |
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「腹にあながあいても動いてたやて!?」アカネがガタガタとふるえだした。 「わかってもうた…。男の正体は…、あの人や!」 |
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ギュウウン! ルギアとホウオウをしたがえ、一直線に目的地にむかって空を行く仮面の男。しかし、それを追う追跡者がいた! 「ハア、ハア! 待ち…やがれ! ぜってー! ぜってー逃がす…かよ!!」 …ゴールドだ!! |
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