
|
2002年度小学五年生●8月号●連載第17回
|
![]() 試合開始と同時にエリカがキレイハナをはなち、ヤナギのウリムーとむかいあう。「わたくし、屋敷(やしき)で『華道』(かどう)を教えております。華道でもっとも大切なこと、それは『さりげなさ』…!」その言葉と同時に、いつのまにか周囲に無数の花びらがまった! キレイハナの“はなびらのまい”だ! |
ポケモンリーグ開会セレモニー・ジムリーダー対抗戦もいよいよおおずめ、残りは二試合となった。ところがそのうちの一戦、注目のカツラ対イブキ戦がはじまろうとしたとき、「え!?」 カツラの体調が思わしくなく、最終戦である“主将対決”を先に行なうことになったのだ。タマムシジムジムリーダー・エリカとチョウジジムジムリーダー・ヤナギが闘技場へ上がる。 ![]() 「ポポッコ、“しびれごな”!」息もつかせぬ連続攻撃に、タイプ相性をくつがえしたエリカの優勢がつづく! |
|
いっせいに花びらが風車のように回転し、カベとなってウリムーをたたき、近づけさせない。![]() |
![]() |
| …が、そのエリカの目の前で今まで回転していた“はなびらのまい”がとつぜん止まり、粉ごなにくだけちる! そして、ポポッコのあたまの花びらもこおりついてダウンしてしまった。「“はなびらのまい”も、ポポッコの花びらもこおりついていたというのですか? …いつの間に!?」 | ![]() |
![]() |
アナウンサーや観客がおどろく。「何が起こったのかわかりません! しかしエリカさんのポポッコは戦闘不能(せんとうふのう)! ヤナギさんの勝利です!」勝利にてれたようにヤナギがいう。「もし私が何をしたかわからないのであれば、それは私の攻撃が『さりげなかった』からでしょう。」 だれもが言葉をうしなう中、マツバだけが冷静に戦いを見ていた。「さりげなく…か。」ウリムーが最初に花びらに囲まれた時、すでに氷のツブが、花びらの一枚一枚にむけてはなたれていたことを、マツバは見ぬいていた。 |
| 「チョウジジムリーダー・ヤナギ。ジョウト側の主将で、すさまじい実力者だが…、なんだ、このえたいの知れなさは…!?」きみょうな感覚がマツバをおそう。 | ![]() |
![]() 「そんなことを言っている場合か!」なんと列車の中には大量のロケット団員が乗っている! 「この会場をのっとる気できたのか!? やつらを列車から出すな!」ジムリーダーたちは、なんとか団員を列車におしこめたが、しかしジムリーダーが列車に乗りこむと同時にドアがしまってしまった!「列車がふたたび動きはじめていますわ…!」「会場から…、会場からはなれていく! まさか!?」 |
その時「うわああ!」観客がさわぎだした。なんと、会場のリニアの発車ゲートが開き始めているのだ! そして列車が会場に突入してきた!
「みなさん! 落ち着いてください! 今原因を…」しかし、そんなアナウンスをさえぎるようにジムリーダーたちが飛び出した!![]() |
|
|
|
