ストーリー紹介





足かけ3年にわたる第3章「金銀水晶編」も、いよいよ大団円!
仮面の男・ヤナギとゴールドの戦いについに決着が!
2002年度小学六年生●3月号●連載第24回
 ヤナギを追いかけ、時のはざまには入りこんだ、ゴールド・シルバー・クリス。そこは過去のできごとが無秩序(むちつじょ)に流れる世界だった。その1つにシルバーとクリスが気づく。
 「あれは、ヤナギ老人の…過去!?」



 ヤナギは若いとき、自分の判断ミスでつがいのラプラスを氷のさけ目に落とし、失ってしまったのだった。残された子どものラプラス・ヒョウガと、あのとき失った親であるつがいのラプラスを救い出して、会わせてやりたい! それがヤナギが過去にこだわる理由だった。


 「たったそれだけだと!?」その後の人生のすべてをその2匹ともう一度会うために生きてきたヤナギはクリスの言葉に激高(げっこう)した。「ポケモンは愛して愛して愛しぬく存在! わたしには人生のすべてだったよ!」

 「たった、それだけの理由のために…」仮面の男としてヤナギが行ってきたかずかずの暴虐(ぼうぎゃく)の真の理由を知って、クリスが絶句(ぜっく)する。



 時のはざまに押しつぶされそうになりながら、シルバーがゴールドにつぶやく。「なぜ、おまえはここまでして戦うんだ?」シルバーは、自分とはちがって仮面の男に特別な過去を持たないゴールドがなぜここまで戦うのか、疑問だったのだ。
 「わからねえ。でもこれはオレ自身のための戦いなんだ!」
 ゴールドは、シルバーとクリスに時のはざまから脱出させるための2枚のはねを渡すと言った。「てめえらと会えて、すっげーおもしろかったぜ!」
 「ありがとな!!」
 その言葉を残し、仮面の男と決着をつけるべく、ゴールドはその先の世界に飛びこんでいった。

 ヤナギに追いついたゴールドは、キューを氷の体につきさし、そこをめがけて最後の一撃を放った! 「くらえ、スーパーライジングサンダアアア!!」
 氷の体がこなごなにくだけちる! が、それだけがゴールドの目的ではなかった。ゴールドは「時をとらえるボール」にとらわれたセレビィを助け出すために攻撃したのだった。 「!」ボールがくだけ、セレビィが飛び出す。

 セレビィがふしぎな力を見せた。あたりがスッと明るくなり、ヒョウガが失われた2匹のもとへと飛んでいく…。
 「おおおお…」その光景に、仮面の男・ヤナギのほほにひとすじのなみだがつたわる…。 永久氷壁(えいきゅうひょうへき)とよばれた、ヤナギの氷のような心がとけた瞬間(しゅんかん)だった。「うらやましい…。おまえたちにはまだポケモンとすごす時間がたくさんある…。その時間を大切に…」



 帰ってきた! 時のはざまからゴールドが帰ってきた! ゴールドは勝ったのだ!

ポケットモンスタースペシャル
第3章
「ゴールド・シルバー・クリスタル編」







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